「Toy Box Vol.9」

マニア向け手品同人誌「Toy Box Vol.9」が完成しました。今回の収録内容は…

 はじめに
 予言マジック特集
  北陸編
   Baby Prediction … CULL(山崎真孝)
  関西編
   多方面予言 … RRMC 中川修
   CARD AT ANY NUMBER (LEVEL5) … 鈴木仁
   CARD AT ANY NUMBER (SELF WORKING VERSION) … 鈴木仁
   マンガ・キャラクター予言 … 石田隆信
   輪ゴム予言 … 福島信男
 テレビ収録のはなし>益田克也さん
 Any Card at Any Numberについて … 石田隆信
  (付録)二人のエニーナンバー
  参考文献と作品一覧
 ゲストコーナー
  作者紹介>西口武志さん
  ONLY ONE … 西口武志
  作者紹介>Yuji村上さん
  Fisher of Kings … Yuji村上&西口武志
  作者紹介>松本如康さん … 依井貴裕
  リング イン ラムネ缶 … 松本如康
 関東編
  硬いスプーンによるスプーン曲げ … 井上憲一
 「百貨店ディーラーの思い出」 … 平井孝雄
 マニピュレーションコーナー
  関西編
   コインマニピュレーション … アオキヒデトシ
   ワンハンド・サークルファン・プロダクション … 真田豊実
 クイズコーナー
 おわりに

今回パラパラマンガはありませんが、一応僕もネタを提供しています。本館で動画を公開している「コインマニピュレーション」の解説です。最近流行のDVD付き手品本みたいな、まぁそんな感じで。マジックショップに並ぶのはもう少し先らしいです。取り扱い店が分かり次第あらためてお知らせします。

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参考文献を更新しました。

「マジック書籍データベース化プロジェクト」の入力作業が一段落したので、久しぶりに自分の蔵書の整理。本館の参考文献に以下の14冊を追加しました。

・「COIN MAGIC 1」 二川滋夫/変人社
・「COIN MAGIC 2」 二川滋夫/変人社
・「COIN MAGIC 3」 二川滋夫/変人社
・「マジックハウス・14号」 マジックハウス
・「Mr.マリック公認 超魔術研究所」 Mr.マリック/小学館
・「クリエーターズマガジン 創刊号」 クリエーターズ
・「生きてるだけでだいたいOK “落ちこぼれ”マジシャンが見つけた「幸せのヒント」」 マギー司郎/講談社
・「ザ・マジックvol.74」 東京堂出版
・「テクニカルなクロースアップマジック講座」 荒木一郎/東京堂出版
・「世界のカードマジック」 リチャード・カウフマン(著)/壽里竜(訳)/東京堂出版
・「コインベンション・レクチャーノート」 マイケル・ルービンシュタイン(著)/田代茂(訳)/日本クロースアップマジシャンズ協会
・「デビッド・ロス マジック・レクチャー」 デビッド・ロス(著)/田代茂(訳)/日本クロースアップマジシャンズ協会
・「ザ・マジックvol.75」 東京堂出版
・「プロが教えるロープマジック」 藤山新太郎/東京堂出版

「世界のカードマジック」には巻末に技法の索引が付いていてとてもありがたいのですが、どうやら実際に掲載されているページと索引に記載されているページがずれているようです(2008年2月25日発行の初版)。序文か目次を計算に入れてなかったのかも。索引に記載されているページに「6」を足すと実際に掲載されているページになるようです。

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「インタロック技法によるコイン奇術」

最近て言うか昨日から練習している手品です。少し前に書いた「The Interlocked Production of Coins」のことなんですが、某Lさんに資料を頂いて練習を始めました。「World Class Manipulation」の映像を観ただけではそれほど興味もわかなかったのですが、自分でやってみると思いのほか面白いです。ぶっちゃけた話、ひとがやってるのを観てるだけだと「コインみたいな小さなもの、両手を組み合わせたらどこでも隠せるやん」という感想を否定できなかったのですが、自分でやってみると「なかなか良く考えられているな」と。まぁマニアにしかわからない部分ですが。意外にバリエーションも多く、手順次第ではマニア以外にも喜ばれそうです。なにより練習が楽しいのがいいです。先日参加した「ロス&ルービンシュタイン・ジョイント・レクチャー」でロス師がコイン以外のマジックで唯一披露したボールのマジックについて、「練習しているのが楽しい」とおっしゃっていました。練習が楽しいというのはかなり重要なことであるのは間違いありません。うまくモノにできれば例によって本館のほうで動画を公開したいと思います。

「マジック書籍データベース化プロジェクト」は基礎データの入力作業がなんとか終わりに近づきつつあります。上述の「インタロック技法によるコイン奇術」もこのデータ入力作業の過程でこのような技法の存在を知り、資料を入手できたからこそ練習を楽しめているわけで、もしこういったプロジェクトが存在しなければ、きっとこの技法や資料の存在はこの先も僕は知らないままになっていただろうと思います。「マジック書籍データベース」が稼動することによって必要としている人へ必要な情報が届くようになれば良いと思います。マジックに関しては情報の共有・公開が必ずしも良いことであるとは言えませんが、通信手段の発達によって情報の共有・公開が避けられないのであれば、それをうまく利用し、また悪用されない方法を考えるべきでしょう。「マジック書籍データベース化プロジェクト」がそのテストケースとなればと思います。

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ロス&ルービンシュタイン・ジョイント・レクチャー

結局山口会場へ行ってきました。
3時間あまりにわたって二人が交互にテーブルに着き、パフォーマンスとレクチャーが行われました、これでもかこれでもかといわんばかりに(いい意味で)。到底そのまますべてが自分の身につくとは思えませんが、これで一生後悔し続けずにすむし、もっともっと勉強し練習しようという意欲がわいてきます。そう、まずは英語力をなんとかしたいなと。

誘ってくださったLILLIPUTさん、お世話になった地元のマジック愛好家の皆さん、本当にありがとうございました。また機会があればお邪魔したいと思います。そのときはまたよろしくお願いいたします。

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「23RD FISM WORLD CHAMPIONSHIPS OF MAGIC」

ようするにFISM2006ストックホルム大会の様子を収録したDVDなんですが、フレンチドロップさんのメルマガ「週刊スペルバウンド」の記事にまんまとのせられて購入、さっそく観ました。「週刊スペルバウンド」、いままではあまり熱心には読んでなかったのですが、例のレクチャーの記事を見逃したことを反省して…とまぁそういうことです。

海外で放送されたテレビ番組をDVD化しているようです。某国営放送の「世界のマジックショー」みたいなものでしょうか、FISM2006はなかったけど。ナレーションやレポーターもさすがにしっかりしていてとても観やすかったです。なにより日本語の字幕が付いているのがうれしい。最近はデビッド・ストーンの「THE REAL SECRETS OF MAGIC VOL.2」など日本語字幕付のレクチャーDVDもぼちぼち現れて日本のマジック環境はますます良くなってきました。メーカー側にとっては市場としての日本の存在が大きくなってきたということなんでしょが、うれしいことには変わりありません。主な収録内容はクロースアップマジックとステージマジックの決勝進出者の演技ですが、合間に収録されている控え室の様子、コンテスト出場者や審査員のインタビューなどはこれまでの「世界のマジックショー」にもなかった面白い映像です。それから演技中の余計なナレーションがないのも良いです。本編のDVDのほかに特製スクリーンセーバーを収録したCD-ROMが付属していますが、これはビミョー。日本でのテレビ放送があればともかく、日本では放送されなかった大会ですし、映像の質も高いので(値段もちょっと高めですが)良い買い物だったと思います。

マジックはタネアカシを楽しむものではないということを再認識しました。それにしても某国営放送はいったい何に受信料を使っているのかと(ry

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ふ~ん

なんでも来月の中ごろにデビッド・ロスさんとマイケル・ルービンシュタインさんが来阪してレクチャーをされるそうですな。気がついたときにはチケット完売でしたよハハハハハ…一生後悔するぞ。

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雑文

独立開業後の本業初仕事を無事終えて、また手品本のデータ入力に復帰しています。特にやることがなければ朝9時ごろから夕方5時ごろまでパソコンに向かって入力作業をしています。ほとんど会社勤めと同じ、というか会社に勤めていたときよりも集中して仕事をしている気がします。とはいえ、まったく収入にはつながらない作業、「こんなことをしていていいのか?」と一抹の不安は無きにしも非ず。少々の不安は感じながらも苦痛は感じていないらしく、「やっぱり手品野郎やね」と思ったのは『世界のカードマジック』(リチャード・カウフマン/壽里竜/東京堂出版)を買ったこと。手品本はコインものしか買わないことにしているのですが、書店で『世界のカードマジック』を手にとってしばらく思案した挙句、購入を決めた理由は「立って演じる」というセクションがあったから。いろいろと不安を感じる今日この頃です。

入力作業をしながら発見したことなどを出先の掲示板に書き込んだりしています。興味のある方はどうぞ。

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「World Class Manipulation」

本業の仕事が転がり込んできたのでちょっと滞っていますが、例のプロジェクトのデータ入力はコツコツ続けています。手品愛好家の蔵書の写真を見ながら手品本の書誌データを入力する作業、同好の士であれば当然読みたい本や欲しい本が次々に現れます。もしかしたら、と思ってインターネットで検索すると販売している書店やマジックショップが見つかることがあります。そんなこんなで既に5冊ほど買ってしまったわけですが、思わず検索してしまった本に「The Interlocked Production of Coins」(Richard Kaufman/ユニコンエンタープライズ)というものがあります。「インターロックドカードプロダクションのコイン版???」、なんともコイン野郎の興味をそそります。ダメモトで検索したら本は見つからなかったものの、市販DVDのメニューの中にそれらしき文言が。そのDVDが「Jeff McBride’s World Class Manipulation」で、検索にひっかかったのはフレンチドロップさんの商品紹介のページでした。ジェフ・マクブライド師といえば、一昔以上前に「ニューウェーブマジック」ともてはやされた、当時の人気ステージマジシャンです。NHKの「世界のマジックショー」で何度も観ました。ここ数年のマジックブームはクロースアップマジック限定のためかマクブライド師が取り上げられることはありませんでしたが、マクブライド師自身は世界中を飛び回ってご活躍されているようです。

DVD「Jeff McBride’s World Class Manipulation」についてですが、全3巻のシリーズで各巻ともにコイン、ボール、シンブルのテクニックが収録されています。実はまだコインのパートしか観ていないのでコインのパートを観た限りの印象ですが、解説されている技法や手順はステージばえする、現象の大きなものばかりで、使っている道具(コイン)もワンダラーサイズ以上、ワンダラーサイズのパーミングコインやジャンボコインが主です。クロースアップマジックを見慣れている眼には雑に見える部分もありますが、ステージマジックではスピードや現象の判り易さのほうが重視されるのでしょう。興味深かったのは4枚のコインのロールダウンの演技で、僕は1枚ずつ転がしていく方法しかやらない(できない)のですが、マクブライド師は1枚ずつ転がしていく方法、2枚ずつに分ける方法、4枚を同時に広げる方法を手順の中で使い分けています。このあたりにマクブライド師の演技の特徴を見た気がしました。マニピュレーションは主にステージで演じられるマジックなので、練習して習得してもなかなかひとに見せる機会がありませんが、指先でコインやボールを操るのはそれ自体が楽しいものです。いつか来るはずのマニピュレーションブームに備えて気長に練習するのも一興かと。

ちなみに「The Interlocked Production of Coins」は予想通りでした。

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「パフォーミングアーツにみる日本人の文化力」

やっぱりマジシャンは…

「パフォーミングアーツにみる日本人の文化力」 水曜社
僕はこの本で初めて知ったのですが「Performing Arts Network Japan」というウェブサイトがあって、この本はそこへ掲載されたアーティスト30人のロングインタビューを書籍化したものです。古典芸能や演劇、コンテンポラリーダンスなどさまざまなジャンルのアーティストがインタビューを受けてますが、残念ながらマジシャンは含まれていません、それはともかく…。インタビューを受けているアーティストはそれぞれのジャンルの第一人者であるのは当然ですが、インタビュアーのほうも同じ分野の研究家や評論家ばかり、対談はかなり専門的でアーティストからたくさんの言葉を引き出しています。なかには難解な言葉が並んだり、文脈が意味不明だったりするところもありますが、それも生の言葉だからこそでしょう。読んでみて感じたのはどのアーティストも異なるジャンルのアーティストとのコラボレーションやセッションをとても重視していることです。アーティストを自認するマジシャンならこの本で他のジャンルのアーティストの活動や考え方に触れるのも良い刺激になるのではないでしょうか。

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「日本奇術文献ノート」

世間の目をはばかりつつ今日も手品本のデータ入力に励んでいます。世間の目をはばかってはいますが、たまに外出するから引きこもりではないし、勉強か仕事みたいなことしてるからニートでもないとギリギリの自尊心をなんとか維持しています。

古い文献のデータを入力しているといろいろと面白いものが見つかります。たとえば表題にあげた「日本奇術文献ノート」、これは近藤勝さんという奇術研究家が自主発行していた奇術研究誌だったようです。創刊は昭和26年ごろ、ようやく戦後の復興が始まったころでしょう。印刷は謄写版、いわゆるガリ版刷りの手書き文字、大体20ページ程度の冊子を1~2ヶ月に1冊のペースで発行されていたようです。それだけでも奇術にかける熱意に胸を打たれますが、巻末に記されていた一文に涙を禁じえませんでした。

「私は奇術の研究費を出すためにアルバイト開始の宣言をしたが仕事がないので開店休業のありさまで大弱りである。仕事があれば世話して下さい。市価より相当安く引受けます。」

状況が似すぎて痛い。

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